八勝館 |
正門 |
名古屋市昭和区の「八勝館」は、明治10年代に材木商が別荘として建てた屋敷にて明治40年代に旅館業を開始。大正14年(1925)からは株式会社八勝館が経営する老舗料亭です。
八勝館の初代主人は、陶芸家で美食家としても知られた北大路魯山人と家族ぐるみの付き合いがあり、魯山人に料理やおもてなしについて、さまざまな指導を受けていたそうです。
また、食器から便器に至るまで魯山人の作品が数多く残され、魯山人ゆかりの料亭として広く知られています。
大正11年(1922)に明治から昭和にかけて中京地区の囲碁普及に尽力した稲垣兼太郎が古稀を迎え、有志により八事山興正寺境内に寿碑が建立されますが、その際、隣接する「八勝館」において記念棋会が開催されています。東西の棋士他400名が出席する盛大な棋会だったと伝えられています。
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