広島平和記念資料館 |
資料館から望む原爆ドーム |
被爆した陶製碁石 |
被爆前の藤井別邸周辺のジオラマ |
被爆後の様子 |
被爆後の藤井別邸周辺の写真 |
広島市中区中島町の平和記念公園内にある広島平和記念資料館は、広島原爆の惨状を後世に伝える施設として昭和30年にオープンし、犠牲者の遺品や原爆投下までの広島市の歴史などが展示され、国内外の多くの観光客が訪れています。
展示品は定期的に入れ替わっていますが、収蔵品の中には被爆した碁石なども含まれています。
数年前に訪れた際には、原爆による熱で一つの塊になった陶製の碁石が展示されていました。碁石といえば黒石は石、白石は貝殻というイメージがありますが江戸時代には木で造られた碁石もあり様々な材質がありました。
なお、展示品以外にも資料館ホームページの平和データベースでは被爆資料として幾つかの碁石が公開されています。
原爆が投下された昭和20年(1945)8月6日、爆心地から10キロ離れた佐伯郡五日市町吉見園(現広島市佐伯区吉見園)で第三期本因坊戦の第二局が行われていた事が知られていますが、その第一局は7月23日から25日にかけて現在の平和記念公園内にあった日本棋院広島支部長の藤井氏の別邸で行われていました。
資料館では展示されているジオラマや写真により藤井別邸周辺の被災状況を確認することが出来ます。建物は被爆により跡形もなく吹き飛んでいて、その衝撃の大きさを物語っています。
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