円覚寺参道 |
仏殿 |
佛日庵開基廟(北条時宗の廟所) |
帰源院山門 |
帰源院境内 |
鎌倉の円覚寺は臨済宗円覚寺派の大本山で、鎌倉五山第二位に列せられています。
弘安5年(1282)に鎌倉幕府執権北条時宗により元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建され、北条得宗家の祈祷寺として保護されてきました。塔頭の一つ、佛日庵は北条時宗の霊廟だそうです。
昭和14年に開催された呉清源と木谷実の「鎌倉十番碁」では、円覚寺の塔頭・帰源院で、第3・4・6・9局が行われています。
「帰源院」は、第三十八世傑翁是英の塔所で、一時衰退していましたが、小田原北条家の三代目、北条氏康が中興の開基となって再興します。
帰源院には明治27年(1894)の年末から年始にかけて、夏目漱石が禅の修行のため滞在していて、その時の体験を小説「門」に描いています。また、島崎藤村もここに出入りし、その時の様子を小説「春」に描くなど文学とはゆかり深く、現在は漱石ゆかりの寺院として広く知られていますが、ここで、囲碁史に残る勝負が行われていたのです。なお、帰源院は普段非公開です。
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