千光寺山ロープウェイ(写真は山頂駅側) |
山門 |
本堂 |
説明版 |
尾道の街並みや尾道水道を一望でき、日本百景にも選ばれている千光寺山(大宝山)は、山頂まで千光寺山ロープウェイで登ることが出来ます。
その千光寺山ロープウェイのふもと側にある山麓駅のすぐ脇にある慈観寺(時宗)は、貞治元年(1362)慈観上人の開基と言われ、4月末頃には庭一面に牡丹が咲き「ぼたん寺」として親しまれています。
本尊の阿弥陀如来が安置されている本堂は木造瓦葺きで二重屋根。記録によると檀家である幕末期の尾道の豪商・橋本吉兵衛(竹下)が、天保飢饉による救済事業として本堂再建工事を実施し、困窮者を雇って支援したそうです。
橋本吉兵衛は、碁聖・本因坊秀策の支援者として知られた人物で、嘉永3年(1850)に慈観寺本堂再建工事の竣工記念として慈観寺にて秀策と修行時代の秀策を鍛えた元本因坊家塾頭の岸本左一郎との対局が開催されています。
当時、秀策は本因坊家跡目就任の報告のため帰省中で、対局は六段昇段と跡目相続を祝した記念対局でもありました。
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