2021年7月11日日曜日

堂森善光寺 前田慶次供養塔

 

仁王門

本堂。取材時は冬支度で中が見えなかった。

本堂側面

前田慶次の供養塔

看板

 山形県米沢市にある堂森善光寺は真言宗豊山派の寺院で平安時代の創建と伝えられていますが、度重なる火災で記録が失われたため詳細は分かっていません。
 漫画「花の慶次」の主人公としても知られる戦国時代末期の武将、前田慶次(利益)は晩年、善光寺の近くに居を構えていたと伝えられ、堂森善光寺に供養塔が建立されています。
 加賀百万石の礎を築いた前田利家の甥で上杉家に仕官した前田慶次は、林泉寺の住職が傲慢であると愚痴をこぼす同僚に代わり住職と対局し、罰ゲームと称して住職を思い切り殴ったという逸話があります。
 慶次の墓があった寺は廃寺となり現存していませんが、昭和55年に地元の人々と親交を深めたと伝えられる慶次を偲び堂森善光寺に供養塔が建立されています。

【囲碁史人名録】 前田慶次

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